園庭、ポンポコ山の東、ニコニコハウスの前に、今、『モクゲンジ』が花開いています。
モクゲンジは、本州の日本海側に、稀に分布する落葉高木・・・。
葉っぱの感じが 「センダンの葉」に似ており、種子は「菩提樹」のように、「数珠」に利用する事から「センダンバ(ノ)ボダイジュ」(栴檀葉菩提樹)と言う呼び名でも知られています。
この「モクゲンジ」と言う、一風変わった「呼称」は、元々、中国の「本草綱目」に、「木患子」と記されていた「ムクロジ」の木の名前を、誤って本種に充てて、其のまま「日本語読み」したためと言われます。
日本では、青森県弘前市の「向外瀬のモクゲンジ」や、菅原道真ゆかりの寺・大阪・藤井寺市の「道明寺のモクゲンジ」などは、かなりの古木で知られ、また山口県光市の「牛島のモクゲンジ群落」には、約3500本の大群落が見られると言います。
どうぞ、珍しい名前と、花の形・姿など、ご覧になって下さい。
コメントする