新年明けましておめでとうございます。平成最後の年、己亥(つちのと・い)の元旦を、ご家族お揃いで、清々しくお迎えなられた事でしょう。
60年に1度巡って来る「己亥〔きがい〕」の年・・・。この5月から今上陛下が退位なされ、新天皇が誕生すると言う歴史の大変換の年を迎えました。それに合わせて新しい元号も、4月早々に発表なるようです。皆々さまにとっても新しい世紀の素晴らしいスタートの年となりますよう心から祈念申し上げます。
去る12月22日、天皇誕生日にあたり陛下のご会見がありました。その模様をテレビで、或いは新聞紙上でご覧なった方もいましょうが、多くの国民が「日本に生まれて良かった」「日本人であって良かった」と改めて感じたようです。
私ごとですが故郷・奄美大島は、昭和28年12月25日に日本復帰しました。小学校に入学したばかりでしたが、四つの村〔小学校区〕を当時はまだ裸足で、小っちゃな日の丸を両手に、日本復帰万歳・日本復帰万歳!!
と唱しながら、村人全員で行進した事を覚えています。
そんな体験から私自身は、日の丸や国歌・君が代に、ことさら深い思いを持つものですが、この度の陛下のご会見では、奄美の日本復帰の事などにも触れられつつ、全世界の平和を臨まれている事がひしひしと伝わり、本当に有り難い事だなぁと拝見させて頂いたものでした。
また平成15年11月15〜17日奄美をご訪問、「日本復帰50周年記念式典」にご臨席なされた陛下は、『復帰より
五十年〔いそとせ〕経るを 祝ひたる 式典に響く 島唄の声』 とお詠みになっておられます。
奄美のみならず、沖縄や南洋の激戦地、また災害の被災地等を幾度も幾度も訪れ、被災者に心をお寄せなられる陛下のお姿に、心底敬意を表するものです。また皇后さまへのお気持ちも、まさに夫婦の鏡だなぁと目頭が熱くなりました。ご譲位後も健やかな日々をお重ねなられますよう、皆さまと共々ご祈念させて頂きましょう。
さて全園児揃っての「新年の集い」は、1月8日に持ちました。6日は年長さんたち、幼年消防隊の一員として、亀岡市の「消防出初め式」に参加・・・。7日は大本での七草行事〔七草粥を頂く〕に参加しました。
今後も、3月の卒園式を目前に色んな行事が目白押し・・・。昔から1月はいぬ、2月は逃げる、3月は去る等とよく言われます。この年もまたあっと言う間に月日が経ちましょう。
そんな中にあっても、保護者の皆さま、そして在園児たちにとって素晴らしい日々を重ねる事が出来るよう、職員一同気を引き締めて日々の業務に取り組ませて頂きたいと思います。
この年も保護者の皆さま方には、「理事長のちょっと一言」を園だよりで執筆させて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。〔出口眞人記〕
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