むかしむかし、ある国に、ぽんぽん山という山がありました。
どうしてぽんぽん山というかともうしますと、この山は、じつに
ふしぎな山で、この国になにかたいへんなことがおこると
いうときには、その前兆として、三日前に、きっとこの山が
自然に 「ぽんぽん」 と三度なりひびくのだそうです。
そこで、だれいうとなく「ぽんぽん山」と
昔からいいつたえているのです。
どうしてぽんぽん山というかともうしますと、この山は、じつに
ふしぎな山で、この国になにかたいへんなことがおこると
いうときには、その前兆として、三日前に、きっとこの山が
自然に 「ぽんぽん」 と三度なりひびくのだそうです。
そこで、だれいうとなく「ぽんぽん山」と
昔からいいつたえているのです。
この山のふもとに、三郎丸という一人の少年が住んでいました。
三郎丸は、ひじょうに親孝行で、家が貧乏なものですから、
まい日、この山の峠へ出て行って、そこを越す車の
あと押しをしたり、旅人の荷物を持って行ったりしては、
いくらかのお金をもらって、それでお父さんやお母さんの
助けをしておりました。
三郎丸は、ひじょうに親孝行で、家が貧乏なものですから、
まい日、この山の峠へ出て行って、そこを越す車の
あと押しをしたり、旅人の荷物を持って行ったりしては、
いくらかのお金をもらって、それでお父さんやお母さんの
助けをしておりました。
コメントする