しかし、半年たっても、1年たっても、いっこう馬になれそうにも
ありませんでした。
「まだおれの勉強がたらんのだろう」と、いっそう馬力を
かけました。
けれども、2年たっても、3年たっても、馬どころか、
ネコにもイヌにもなれませんでした。
アリはそろそろやけぎみになり、 「あーあ、神さまはおれを
だましたのだな。あれだけせいだしたのに、やっと背中に
羽がはえただけとはなさけない。ひとつ神さまと談判してやろう」
と、神さまの前に行って、腹立ちまぎれに、おお声でドナリました。
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このページは、出口眞人が2010年8月18日 15:06に書いたブログ記事です。
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